不動産買取価格の決め方とは?買取相場について知っておこう!
不動産売却を考えているときに気になることが、不動産価格の決め方です。不動産査定を出してみたはいいが、その価格が適正なのか不安に思われている方も多いでしょう。本記事では、不動産価格の決め方について紹介します。また、一般的な買取相場についても解説するので、不動産売却を考えている方はぜひご覧ください。
不動産買取価格の決め方とは
日本における不動産の買取価格は、さまざまな要因で決定されます。以下では、要因について代表的なものを紹介します。
土地の面積
不動産の価格は、土地の面積に比例することが多く、広い土地ほど高価格になる傾向があります。
建物の種類・築年数
建物の種類や築年数によって、価格が変わることがあります。たとえば、新築物件の場合は高く、築年数が古い物件は買取相場が低く出がちです。
立地条件
物件の立地条件も価格に影響します。交通の便がよく、生活に必要な施設が近い場合は高くなる傾向があります。
市場の需要と供給
買取価格は、市場の需要と供給によっても決まります。需要が高く供給が少ない場合は、価格が高くなります。一方、需要が低く供給が多い場合、買取価格は下がると考えていいでしょう。
ここまで紹介した要素を総合的に考慮して、不動産会社や不動産買取業者が買取価格を決定します。また、紹介したもののほかに内外装の状態や修繕歴、周辺環境なども不動産買取では考慮されます。
不動産買取の相場ってどれくらい?
不動産の買取価格の相場は、一般的に市場価格の70%程度とされています。ただし、不動産の種類や状態、地域や周辺環境、需要と供給のバランスなどによって異なるため、一概にはいえません。また、買取価格は不動産会社によって提示される金額が異なり、査定額が大きく変わることもあります。
不動産買取価格の相場よりも高く買い取ってもらうコツ
不動産買取価格の相場よりも高く買い取ってもらうためには、複数の不動産会社から査定を受けることが重要です。1社だけでは、その価格が妥当かわからないからです。そのため、複数の会社から査定を受けることで、価格相場を知れ、より高額な買取価格で売却できる可能性が上がります。なお、買取価格を見る際は、価格だけでなくどうしてそのような査定額になったのか根拠を確認するようにしましょう。
次に、買取のタイミングを繁忙期に合わせることも不動産を相場より高く買い取ってもらうコツです。一般的に、不動産業界の繁忙期は、多くの会社が決算月となる1月から3月までの期間です。この期間は取引が頻繁に行われ、不動産業者も買取物件が売れないというリスクが低くなります。そのため、通常よりも高い価格で買取を行ってくれる可能性があるのです。売却時期の調整ができる場合は、この期間を狙って買取をお願いするようにしましょう。
また、不動産買取業者の口コミを確認することも相場より高く買取してもらうためのコツといえます。不動産の買取において、買取先の選定はもっとも大きなポイントです。これは買取業者によって、買取価格や販売までのスピード感が異なるためです。その業者選びに役立つのが口コミで、口コミにはホームページに掲載されている情報だけでは分からない、実際の取引実績や評判が分かります。口コミを参考にして、信頼できる買取業者を選ぶようにしましょう。
まとめ
今回は、不動産買取価格の決め方や買取相場について紹介しました。一般的に不動産買取価格は、土地の面積、建物の種類・築年数、立地などの要因で決められ、最終的には需要と供給のバランスで価格の最終決定がされます。これらの条件を鑑みて価格は決められますが、一般的に市場価格の70%程度が買取価格の相場です。買取相場より高く買い取ってもらいたいという方は、複数の業者に査定を出してもらう、売却時期を調整するなどの工夫をしましょう。