一括査定サイトは便利?やってみた方の体験談を集めてみました
車やマンションなど多くのカテゴリで増えてきている「一括査定サイト」。ここのところ数年であっという間に増えましたよね。
当然不動産関連も増えてきており、買取や売却する人の入口ともなりつつあります。でも、実際のところはどうなんでしょうか?
実際に利用した売主たちはどんな体験をしたのか?リアルに知るためにネット上に見られる「不動産一括査定サイトやってみた」「やってみた結果」の体験談を集めてみました。
ここではそれを読んでいただき、みなさんが利用すべきかどうか考える材料にしていただこうと思います。
「やってみた」方の体験談を見てみよう
不動産一括査定サイトを利用してみた方々の体験談をご紹介します。
■体験談①
知人の社長さんの承諾を得て社宅用として購入したマンションのデータを基に価格査定に申し込んだ方のブログより
「購入時の価格は850万円、売却希望価格は1000万円です。最近購入した物件ですから、実際はそんなに高く売れる訳はありません。1時間もしないうちに、そのマンションのエリアを担当する3つの業者から返答がありました。少し遅れて、2時間後に1つの業者からの返答も来ました。スピーディーでいいですねー。
(中略)少なくとも、それなりに人数がいる業者でなければ対応できないシステムですね。(中略)
A社…地場で複数店舗を運営する宅建業者の直営店、札幌では有名
査定額:950~1050万円
<根拠>
査定を依頼した物件の周辺のマンション成約事例
<感想>
売却希望額という結論ありきの最低な査定。
例示してある周辺マンションの事例も500万円台~900万円台と、
査定額とかけ離れているのを見るに、自動返信プログラムなんじゃないの?という気 さえします。
他社が出している同じマンションの過去の成約事例を持っていないあたり、素人の仕 事ですね。
(中略)
◇総評
『無料一括査定を利用すると不動産が高く売れる』というのは大ウソ。
ただし、同じデータを基にしていても各業者によって考え方や説明に違いがあるので、 参考にするのはアリ。
例えば今回の場合、A社に依頼しても、絶対にうまくいかないと思いますもの(後略)
https://ameblo.jp/sapporo-michi/entry-11924149860.html
→なんともいい加減な査定が返ってきたもんですね。たしかに参考程度に考えるのが妥当。いや、参考にすらならないかも…。
■体験談②
実家を取壊した跡の土地(更地)の処分を検討するため、土地の価格を調べてみました。(中略)不動産一括査定サイトを利用してみた(中略)私が利用したのは、大手の不動産査定サイトのホームズです。(中略)
HPに沿って、物件の査定依頼を登録すると、その物件の所在地を営業エリアとする不動産会社2社以上から、通常3日以内に査定結果を教えてくれるというものです。結果の連絡はメールまたは電話ということになっています。
登録してみると、翌日にさっそく、次のようなメールが送られてきました。
※なぜか1社からしか連絡はありませんでした。(中略)査定書には 3.3~3.9万円/㎡ という査定が記載されていました。
メールには「査定結果を受け取ったら、電話をください。」と書かれていましたが、安さにショックを受け、売る気が失せてしまい、まだ電話はできていません。(ごめんなさい。)
http://sikou.blog.jp/archives/36313559.html
→結果にショックを受けて、すべてをペンディングにしてしまわれたご様子。もしこれが不動産会社直々であれば、不動産会社から説明や提案が受けられて、行動的になれたかもしれません。一方的に結果が送られてくるのは気楽な反面、こうした結果を招く場合があるんですね。
個人の方の「やってみた」はなかなかリアルで実態を伝えてくれているようです。
利用する際の注意点!
不動産一括査定サイトには基本的に財産にまつわる重大な個人情報を入力しますので、大手が運営しているサイトや実績のあるサイトを厳選して利用しないとこわいと思います。そして、しつこい営業を受けないように「電話NG。連絡はすべてメールで」とお願いしておきましょう。
「簡易査定だとしつこい勧誘はない」「匿名なら勧誘は無い」という情報もネット上にはありましたが、真相はさだかではなく、匿名でも依頼できるサイトに関しては既述のとおり、「レインズが使えないので大まか過ぎる査定となる」のでおすすめはできませんね。
まとめ
前の記事と同じようなまとめになってしまって申し訳ないんですが、不動産一括査定サイトの、このレベルの結果を危険を冒してまで知る必要は、わたしは無いと思います。
これなら信頼できる不動産会社に依頼して、きちんと現場査定をしてもらうほうがはるかに有益だと思います。連絡してくる会社もその1社に限られますので、むしろわずらわしくないことでしょう。