ゴミ屋敷でも買い取ってもらえるの?売却方法や必要な費用についても解説!
ゴミ屋敷という言葉を聞いたことはありますか?一般的にゴミが散乱した家のことをゴミ屋敷といいます。ゴミの散乱は家の中だけではなく、家の外までゴミが山積みになっている場合もあり、外観にも影響が及びます。今回はゴミ屋敷についてのトラブルや売却方法について解説しましょう。
ゴミ屋敷はトラブルのもと!
ゴミ屋敷は家がゴミだらけで汚いというだけではなく、さまざまなトラブルの引き金になります。景観にも影響があるうえ、人体へも悪い影響が及びます。
ゴミがあるというだけでさまざまなデメリットが起きるリスクが高まるのです。ゴミ屋敷によってどんなトラブルを招くのかを解説します。
病気になる可能性がある
ゴミ屋敷はゴミが放置されているので異臭を放ったり虫が発生したりします。ゴミが腐敗して空気が汚れるので健康に被害が及ぶでしょう。
また、人の身体にもカビが生えたり虫に刺されたりするなど、ゴミを放置したことによって病気になるリスクが上がります。
家事のリスクが上がる
ゴミ屋敷は、物が密集しているので誤ってコンロの火が引火したり、コンセントにたまったホコリなどで火花が散って火事になったりする場合があります。
ゴミは燃えやすいうえにゴミが密集しているゴミ屋敷では、あっという間に火が回って大火事になる場合があるのです。また、ゴミ屋敷は足場が不安定なので避難も容易にできない可能性があります。
近隣トラブル
ゴミ屋敷で発生する異臭や外まで散らかったゴミで、近隣に迷惑をかけてしまう場合があります。そのままゴミを放置してしまうと、近隣トラブルに発展してしまうので注意が必要です。
近隣関係が悪化すると住んでいてもよい気はしません。トラブルに発展する前に対応することが大切です。
売却までにかかる費用
ゴミ屋敷を売却する場合、いくつか行うことがあります。紹介する内容を全部行う必要はありませんが、ゴミの処分以外にも解体する場合やリフォームする場合などがあります。
ゴミがたくさんあることによって、余計な費用がかかってしまう場合が多いです。ゴミ屋敷を売却するまでに必要な費用について解説します。
ゴミの処分費用
ゴミを一気に業者に捨ててもらうには費用がかかります。ゴミの処分費用は家の大きさや部屋の広さによって変わってきますが1部屋5~8万円ぐらいかかるのです。
また、ゴミの量によって使うトラックの大きさが変わるので、場合によってはもっと費用がかかる可能性があるので注意しましょう。
解体費用
家を解体する場合には解体費用というものがかかります。これも家の大きさが大きいと、足場が必要になったり大きい機材が必要になったりと作業が増えるので費用が異なる場合がありますが、だいたい1坪あたり5万円前後と思っておきましょう。また、立地によっても解体費用が変わる可能性があるので注意しましょう。
リフォーム費用
ゴミ屋敷をリフォームする場合は、ゴミの処分費に加えてリフォーム費用も必要になってくるので大きな費用がかかります。
とくにキッチンやお風呂のような水回りのリフォーム費用は、本体代+施工費がかかるので100万円以上する場合もあります。どこをリフォームするかで、リフォーム費用は大きく異なるので注意しましょう。
ゴミ屋敷を売却する方法は3つ!
ゴミ屋敷の売却方法について解説します。ゴミ屋敷の状態のままで売却することは不可能に等しいです。誰もゴミ屋敷が欲しいと思う人はいないですよね。
たくさんゴミがたまってしまうと自分で片付けることも難しくなってきます。どうしたら売却できるのか、主に売却方法が3つあるので紹介します。
ゴミ屋敷のまま買取業者に売却する
ゴミ屋敷は相場より安く買い取ることができるので、ゴミ屋敷を買い取ってくれる業者が存在するのです。その業者はゴミ屋敷を買い取って、フルリフォームもしくは解体することによってその物件を売ることができます。
ゴミの処分費もかからないので、自分で対応するお金がない場合は業者に頼むのもよいでしょう。
ゴミを処分してからリフォームして売る
ゴミの処分費とリフォーム代がかかるのでかなりのお金がかかります。売るときのお金は入ってきますが、それまでにかかる費用が多いので、お金に余裕がある場合に検討するようにしましょう。
ゴミを処分して解体してから売る
ゴミの処分費と解体費がかかります。更地にして土地を売ることで、ゴミの処分費と解体費以上の土地値が付くことのほうが多いのでおすすめです。ゴミの処分費と解体費が払える場合は検討してみるのもよいでしょう。
今回はゴミ屋敷の売却方法について解説しました。ゴミ屋敷はさまざまなトラブルのもとになるのと、解決するために多額の費用がかかります。ゴミ屋敷にしてしまう原因はそこに住んでいる人の心理状況にもよるものなので、専門の人に対応してもらうのがよいでしょう。