建てたばかりの家をすぐに売る人もいる!家を手放す理由とは?
新築の家を手に入れたばかりなのに、すぐに売却する人にはさまざまな事情があります。ここでは、建てたばかり・購入したばかりの家を手放す理由について探っていきます。家を手放す決断にいたる背景や考え方を知ることで、不動産市場や生活の現実を見つめ直すきっかけになるでしょう。気になる人はぜひ参考にしてください。
建てたばかり・買ったばかりの家を売る理由
新築住宅や中古住宅を購入した際、想定外の事情により急遽売却を迫られることがあります。
そこで、建てたばかりや買ったばかりの家を売る一般的な理由について調べてみました。
生活環境の変化
新しい家を建てたり購入した後、生活環境に予想外の変化が起こることがあります。
転勤や家族の増加・減少、あるいは健康上の理由などです。これらの変化により、新しい家が住みにくくなる、立地が悪くなるなど、売却を余儀なくされます。
経済的な理由
建てたばかりの家や買ったばかりの家を手放す理由の中には、経済的な問題が関与しているケースもあります。
予期せぬ費用や支出の増加、収入の減少などが原因で、住宅ローンの返済が困難になり、経済的な負担を軽減する手段として物件の売却が選択されます。
物件に関する問題
新しい家は、優れた機能性や耐久性が期待されますが、ときには建物や設備に関する問題が発生することがあります。
建築上の欠陥や不具合、設備の不良が発見された場合、その修理や改修には多額の費用がかかります。上記のような場合、所有者は解決策として物件の売却を選択します。
建てたばかりの家を売るメリット
建てたばかりの家の売却には、さまざまなメリットがあります。
物件価値が高く、買い手がつきやすい状態であるため、新しいライフスタイルに合わせスムーズに住まいを変えられます。
高い評価額を期待できる
建てたばかりの家は、まだ新しく、設備の欠陥や老朽化の心配が少なく、高い評価額が期待できます。
新築の美しさや機能性が残っている状態で売却すれば、投資した資金に見合った額での売却が可能です。物件の価値は、建設後時間が経つにつれてどんどん低くなります。少しでも高値で売却するためには、できるだけ早い決断が重要です。
状態がよいため買い手がつきやすい
建てたばかりの家は、設備の老化が少なく景観も美しいなど、状態がよいため買い手がつきやすい傾向です。
使用感が少なく、購入者にとっても安心感があるため、スムーズな売却が期待できます。
ライフスタイルの変化に柔軟に対応可能
建てたばかりの家を売却することで、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できます。
転勤や家族構成の変化など、生活環境が変わった際に、新しい住居を求める際に資金を得る手段として売却を選択できます。
建てたばかりの家を売るデメリット
建てたばかりの家の売却にはデメリットもあります。
以下のデメリットを理解しておくことは、物件を売却する際に重要です。
売却時の説得力の低下
建てたばかりの家を売却する場合、売却理由がネガティブであると、購入希望者が減少する可能性があります。
たとえば、物件に欠陥や設備の問題がある場合や、周辺環境の治安に問題がある場合など、買い手を説得するのが難しくなります。
新築価格との差額
新築物件と景観や機能性にほとんど違いがない建てたばかりの築浅物件でも、1度人が住んでしまった時点で中古扱いになります。
そのため、新築価格と比較して、売却する際の評価額は基本的に低くなります。新築の家を建てる際には、建設費用や手数料、付加価値などが価格に反映されますが、中古物件になると立地や築年数、物件の価値が主に価格を決定する基準となるためです。
この差額は損失として、売主の負担になる可能性があります。
短期譲渡にともなう税金の負担
所有期間が短い場合、売却によって得た利益に対して高い税金が課されるケースがあります。
短期譲渡所得税率は長期譲渡所得税率に比べて高いため、売却による利益が少なくなる可能性があります。
まとめ
建てたばかりの家を売る理由にはさまざまな要因がありますが、主に生活環境の変化や経済的な理由、不具合や欠陥の発見などが挙げられます。売却にはメリットもあり、価格が高くなる可能性や柔軟性がありますが、新築プレミアムの喪失や売却理由による購入希望者の減少、高い税率による負担などのデメリットも存在するのです。不動産買取は、売却プロセスを迅速化し、手間やストレスを軽減する方法のひとつとしておすすめします。