古民家の買取・売却にお悩みの方
古民家は「建築されて50年以上が経過しているヴィンテージ的な価値のある古い住宅」を指します。ただ築年数が古いだけの廃墟ではなく、手入れが行き届いていて、まだ人が住める状態でなければいけません。
維持管理・メンテナンスがたいへんなので、特に遠方住みの相続者などは買取や売却を希望する方が多いと思います。「古民家で田舎暮らしを楽しみたい」という買主にはニーズがある物件です。
「買取相場や人気のロケーションは?」「どこの不動産業者がおすすめ?」そんな疑問にお答えします。古民家の買取や売却でお困りの方は参考にしてくださいね。
売れる古民家売れない古民家…古民家の種類も様々!
古民家は時代がついているほど価値が高くなります。戦前までに建築されていれば高い評価が期待できるでしょう。
その地域の風土にマッチする建物で四季の移ろいを感じながら、ゆったりと暮らすことができる古民家。現代人に大きな癒しを与え、また急増する外国人観光客にとっては日本らしい伝統や文化を堪能できる家屋として人気が高まりつつあります。
地方によってさまざまな特徴がありますが、身分や生業の違いによって住宅形式を分類してみましょう。
■農家住宅
間取は田の字型。茅葺屋根が基調だが、中でも大規模で瓦葺屋の家は「庄屋住宅」と呼ばれる。敷地内には米蔵。武家が訪問することから瓦葺屋根が許された模様。中には武家屋敷よりも大きく、武装が施された家もあるとか!
■魚家
屋根が低く、強い海風を防ぐための石垣を有する。水害を免れるために高床式住居となっている。小屋裏は家財道具の保管場所。竹などを素材に用いた「簀の子の床」も特徴
■商家・町家
前面に店、後方には住居や蔵が建てられる構造。むかしは税金が間口の幅で決められたため、間口が狭く奥行のある「うなぎの寝床」スタイル。瓦葺きに「うだつ壁」などによる防火構造。埼玉県川越市の「蔵づくり」のように、防火対策として蔵同然に建てられた商家もある。京町屋なども商家
その他武家屋敷や侍屋敷があります。農家住宅は畑のスペースが取れると菜園などができるため、より売れやすいでしょう。これらも手入れが悪いとただの廃屋扱いになり売れないことが多いと思われます。
人気のエリア、買取相場など
田園地帯や山間部、海沿いなどの田舎暮らしが堪能できるところが人気です。1000万円を切ることもあれば、千葉市内などのアクセスの良いエリアの大型古民家は9000万円弱の高額での売買も見受けられました。
千葉県内の古民家物件をチェックしていくと大体1000~3000万円のところが多いように思います。あとは「眺めがいい」「敷地が広い」などで高値が付くこともあるでしょう。
住宅エリアや商業エリアにあれば、田舎暮らしのムードは無くなりますが、古民家カフェやレストラン、ショップにもできます。田舎にあるものも部屋数があれば民泊施設にできそうです。外国からのお客さまは喜ぶでしょう。
ただし、市街化調整区域になっていると民泊には転用できません。自治体によって民泊ができるかどうかは変わってきますので、農家民泊などを認めているかどうか確認してから計画しましょう。
まとめ
いかがでしたか。千葉県は広域道路の発達のおかげで都会からのアクセスが良くなっていますので、東京の富裕層を中心に週末の田舎暮らしの地として注目されています。
当比較サイトでも紹介している房総スタイルなんかも、数ある不動産会社の中で、古民家に強いことで評判のようですし、古民家の人気が高まっていることは確かでしょう。
広域道路の開通計画はまだまだあります。温暖な房総地区などは、リタイヤ後の終の棲家としてもふさわしく、移住者も増えることが期待されます。
古き良き古民家ブーム、まだまだ続きそうです。古民家物件をお持ちのみなさんはできるだけ高く売れるように、自社サイトなどで古民家の価値を高く評価してくれる不動産買取業者、仲介業者に依頼するようにしましょう。