高額査定してもらうための評価ポイント
一戸建てやマンションの売却を考えている人にとって気になるのが「いくらで買取ってもらえるのか」ということ。売る事情はそれぞれかとは思いますが、せっかくなら高額で査定してもらいたいものですよね。
高額査定してもらうには買取業者がチェックしている、いくつかの評価ポイントをおさえる必要があります。ここではそんなポイントをご紹介していきたいと思います。
家は内・外ともにキレイですか?
「人は見た目が9割」とのことばが流行ったように、見た目からはいっていく人はいまだに多くいらっしゃいます。それは「人」だけでなく「物」の場合でも同じなんです。洋服や時計はもちろんのこと、インテリアや雑貨などにいたってはそれが顕著ではないでしょうか。
これは物件の買取に関しても同様に言えることです。極端な話ですが、外壁がはげていたり壊れていたりする家とそういったほころびが無い普通の住宅と、買い手はどちらを選ぶと思いますか?
要はファーストインプレッションが大切ということ、これが1つ目の評価ポイントです。
あくまで目安ではありますが、ヒビ割れであれば1~50万円、汚れ落としやサビ落としであれば1~10万円、雨漏り修理であれば1~50万円になります。外壁補修にどの程度費用がかかるかという問題もありますが、外壁に不安があるようであれば修繕の検討がおすすめです。
外見に興味を持ってもらえたら、次は中身、内装になります。こちらも上述した外壁同様重要な項目になります。
最近「ホームステージング」ということばが話題になりつつあります。ホームステージングとは、これから売却する予定の物件に家具やインテリアなどを事前に購入しておき、室内に設置しておくことでモデルルームのようにデザインすることです。
ターゲット層を事前に調査し、ホームステージングすることで購入希望者の購入意欲を促進させステキな物件を演出することで、少しでも高額で引き払うというわけです。
このことからもわかるように、賃貸ではなく物件そのものの買取となってくると内装も非常に重要となってきます。これがおさえておくべき2つ目の評価ポイントです。
また、内装だけでなく、室内の清潔さも重要でしょう。例えば、愛煙家であれば室内でたばこを吸う人も少なくないと思います。室内でタバコを吸うとヤニが壁紙に染み付き、においや黄ばみが発生します。
水周りはどうでしょう。お風呂場や洗面所の水垢やカビなど全くありませんか?
こういったものを事前に処理しておくだけでも、値下げ交渉をされる確立は大きく下がります。
これが3つ目の評価ポイントです。室内の清掃であれば、ハウスクリーニングがおすすめでしょう。場所や汚れ度合いにもよりますが、相場はだいたい4~10万程度のようです。
本当に不具合や修理の必要はありませんか?
高額査定を受けるにあたって、おさえておくべき評価ポイントは上述した3点が軸となってきます。最後に、修理・修繕をせず、後日欠陥があった場合のことについてご紹介したいと思います。
物件の売却を行うと、売り手は買い手に対して「瑕疵(かし)担保責任」というものを負うことになります。これは契約後、簡単には発見できないような欠陥(瑕疵)があった場合、その売買契約に関して契約解除や損害賠償の請求ができるというものです。
例えば「暴力団事務所でその組員が常駐している状況であった」物件や「シロアリによる被害で構造体力上危険性を有していた」物件などが判例として紹介されています。
実際に瑕疵担保責任が認められるかどうかはケースバイケースではありますが、事前に不安要素は潰しておいたほうが得策でしょうし高額査定にもつながりやすいです。
まとめ
いかがだったでしょうか?上述した以外でも当然評価の対象となる項目は存在します。例えば立地や築年数、家の間取りや坪単価なども当然査定には加味される要素となっています。とはいえ事前にできることはしっかりしておく方が高額査定につながりやすいことは確かです。
金銭的に出来る・出来ないことあるとは思いますが、少しでも高額で買取ってもらえるよう、可能な範囲で対応することをおすすめいたします。