不動産買取で断られる理由とは？売却につなげる対処法を紹介！

住まない、必要ない、管理が大変などの理由で不動産を手放したくても、不動産業者に買取を断られるケースも少なくありません。なぜ不動産買取を断られるのか、納得がいかないかもしれませんが断るだけの理由がちゃんとありました。その理由とは？そして売却につなげるための対処法をくわしく紹介します。

不動産買取で断られる理由

不動産買取で断られる理由、空き家と土地にわけて解説します。

空き家を買取ってもらえない理由

まず築年数が古すぎる家は買取を拒否されることがあります。古い物件でも耐用年数が超過していない、まだ資産価値があるならセーフ、あまりにも古すぎて資産価値がなければ売却は難しいでしょう。

また、それほど古くなくても劣化が激しい家なら修理費用が高くつくため、こちらも利益が見込めないことで買取を断られることがあります。ほかにも、立地条件が悪く接道義務を満たしていない土地に建つ「再建築不可物件」も資産価値が低く、買取を断られることがあるでしょう。

土地を買取ってもらえない理由

空き家と同様に、立地条件が悪ければ土地も買取を断られることがあります。地盤が軟弱な土地や傾斜地など、地盤改良や造成の工事が必要な土地も余計な費用がかかるため敬遠されるでしょう。また、立地などの条件がよい土地でも権利者が複数存在するような複雑な土地や、境界がはっきりしない土地の場合も買い手はつきにくいです。

不動産買取を断られたときの対処法

不動産を処分したいけど断られた、そんなときの対処法があるので参考にしてみてください。

まず更地にしてそれから売却

建っている空き家に価値がない、土地だけなら買い手がつきそうだというときは、思い切って空き家を解体し更地にするという方法もあります。更地ならすぐに新しい家を建築できるし、空き家の解体・撤去の費用を負担しなくてもいいので、買う側は不要な空き家つきの土地よりも魅力を感じるはずです。

空き家バンクに登録してみる

空き家バンクは最近増えてきている自治体のマッチングサービスで、登録すると空き家を探している人に情報を伝えることができます。

専門業者に相談する

難しい物件でも買取に応じてくれる、専門業者に相談すれば買取ってもらえる可能性があります。たとえば再建築不可物件など、一般の不動産業者では断られるような物件も取り扱っているので、あきらめずに相談してみてください。

売却ではなく寄付する

売却をあきらめて第三者（各自治体や企業）に寄付するという方法もあります。寄付なので利益にはなりませんが、不動産を所有していることで発生する税金を支払う必要がなくなり、維持費も不要になります。ただ、土地や建物に利用価値がない場合は、寄付を断られることがあるでしょう。

買取を断られた不動産を買い取ってくれる業者の選び方

もし売りたい不動産の買取を断られたら、買取ってくれる業者を探して依頼してみましょう。ただし、そういう頼れる業者は存在するのですが、業者によって得意な不動産と不得意な不動産もあるので、自分が売りたい不動産を得意とするところに依頼する必要があります。

買取実績を調べる

どんな土地を得意としているのか、それは不動産買取業者のホームページを見ることでもわかります。買取実績や買取事例を確認でき、その中から自分の不動産に似た条件のものがあれば買取ってくれる可能性が高くなるでしょう。

1社だけでなく複数の買取業者を比較する

訳ありの不動産でも買取ってくれる業者は調べるといくつも見つかります。ただ買取ってもらうのではなく、可能な限り高く買取ってもらいたいのなら、1社だけでなく複数の不動産買取業者に査定してもらい、比較してみることをおすすめします。複数査定してもらうことで買取相場も把握できるので、金額の交渉もしやすくなるでしょう。

まとめ

所有しているだけで税金を支払う必要があり、管理しなければならない不要な不動産を売却したくても、条件が悪ければ買取を拒否されてしまうこともあります。そのようなときは更地にしてから売りに出したり、空き家バンクに登録したりする方法もありますが、利益ゼロで寄付して手放すことも可能です。しかし、中には好条件で買取に応じてくれる不動産買取業者も存在するので、あきらめずに査定してもらうことをおすすめします。

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