売却前にハウスクリーニングをすべき?おすすめな理由と相場も解説!
せっかく不動産を売却するなら、可能な限り高く売却したいと考える方が大半でしょう。不動産売却でできるだけスピーディにかつスムーズに売却するために、ハウスクリーニングを行うのがおすすめです。本記事では、なぜ物件の売却前にハウスクリーニングを行うべきなのか、相場や実施すべきタイミングなどを解説します。
ハウスクリーニングとはどんなサービス?
そもそもハウスクリーニングとは、掃除のプロに依頼して依頼した箇所を掃除してもらうことを指します。トイレやキッチンなど場所を指定して掃除してもらうこともあれば、部屋全体、家中の掃除を依頼することも可能です。なお、ハウスクリーニングは単に家事を代行してもらうような、素人でもできるような掃除を行うのではないのが特徴です。
というのも、普段こまめに掃除を行っていても、排水溝の中やエアコンの奥、フローリングの落ちにくい汚れ、換気扇の油汚れなどを掃除するのはむずかしいでしょう。ハウスクリーニングでは、素人ではなかなか手が届かない箇所を含め、汚れの種類や場所に合わせて適切な道具と洗剤を活用し、隅々まで掃除してくれるのです。あきらめていた汚れもきれいに落としてくれるので、徹底的にきれいな空間を目指せます。
不動産の売却前にハウスクリーニングがおすすめな理由とは
不動産を売却する際、可能な限り高く買い取ってほしいと考えるものですが、物件の隅々まできれいにしてくれるハウスクリーニングを利用するのがおすすめです。不動産の売却前になぜハウスクリーニングがおすすめなのか、理由を見ていきましょう。
まず、不動産を見学する人は、最初の印象で物件の価値を判断することが多いからです。ハウスクリーニングによって部屋全体がきれいだと、購買意欲を高める要素の一つになります。
また、相場よりも高額買取が期待できるのも理由として挙げられます。ハウスクリーニングによってすでに物件がきれいな状態であれば、買主が修繕やクリーニングにかける費用負担を軽減できます。物件の総合的な価値が向上するため、値段交渉の余地が広がる可能性があるのです。
そのほか、買い手が見つかりやすくなるのもポイントでしょう。不動産市場は競争が激しく、早く買い手を見つけることが重要です。ハウスクリーニングによって物件を清潔にしておくことで、購入希望者を見つけやすくなるうえに、見学の際に好印象をもたれやすくなります。ハウスクリーニング自体にお金がかかるものの、結果的に購入希望者の関心を引き、スピーディに売却できる可能性が高まるのです。
ハウスクリーニングの相場とタイミングについて
ハウスクリーニングの料金相場は業者によって異なりますが、キッチンや浴室、レンジフードは1~2万円、トイレやエアコンは1万円、6畳の部屋のワックスがけは1~1.5万円が相場となっています。業者によって料金に差があるにはもちろん、汚れの程度によっても費用に差が出やすいので、予算に応じてどこを依頼するか決めるようにしましょう。
なお、不動産売却前にハウスクリーニングを実施する場合、査定を受ける前に行うのがおすすめです。不動産会社は物件の状態を見て査定を行うため、好印象も持ってもらいやすくするためにも査定前が適しているのです。
まとめ
不動産を売却する際、高値で買い取ってもらうためにハウスクリーニングを実施する方法があります。汚れが少なく清潔感のある物件は、査定や内見で好印象を持ってもらいやすく、買手が見つかりやすくなる、高額買取が期待できるといったメリットがあります。ただし、ハウスクリーニングを行ったからといって必ずしも希望の価格で売却できるわけではないこと、必ず買い手が見つけるわけではないといった注意点もあります。また、ハウスクリーニングを行うタイミングも重要であり、基本的には査定を受ける前に実施するようにしましょう。