住宅ローン支払いに苦しんでいる場合、不動産買取は可能なのか？

新型コロナウイルスの登場により、景気が悪くなったと感じている人は多いでしょう。ある程度、昇給やボーナスがあるのを見越して住宅ローンを組んでいた場合、住宅ローンの支払いに困窮するというケースが増えています。こちらでは、住宅ローンの支払いがきつくなってきた場合、不動産の買取が可能なのか解説しましょう。

支払いに困窮する住宅ローン、解決の道とは？

住宅ローンを組んだときより給料やボーナスが下がってしまった、子どもの進学や親の介護で想定より出費がかさむなどの理由で住宅ローンの支払いが厳しい…と頭を悩ませている方もいるでしょう。そこで、支払いが難しい住宅ローンの解決策についていくつかご紹介します。

家計を見直す

まずは家計の見直しを行いましょう。携帯電話料金が高い場合は安い会社やプランに変更する、保険を見直すなど固定費を下げられないか確認しましょう。

また、なんとなく契約しているサブスクは解約することをおすすめします。ひとつひとつは小さな金額でも合計すると思わぬ額になっているのです。毎月の固定費をある程度削減できればローンの支払いも少し楽になります。

銀行に相談する

返済が滞ってから相談するのではなく、早めに住宅ローンを借りている銀行に相談しましょう。現在の経済状況を銀行にも把握してもらうことで、ローンの返済期限や金額について相談できる可能性があります。

また、金利の低いローンに乗り換えるといったことも可能です。銀行はお金のプロなので、まずは相談してみましょう。

リースバックを検討する

リースバックとは不動産会社に家を売却して、賃貸契約を結びその家に住み続けるといった仕組みです。今後の経済状況によって家賃が安い家に引っ越す、お金を貯めて売却した家を買い戻すといった柔軟な対応ができます。

住宅ローン返済が困難なら不動産買取で救済できる？

住宅ローンを返済し続けるのが難しい…となった場合、不動産を買取してもらうことは可能なのでしょうか？状況によって買取できるかが異なるので詳しく解説します。

住宅ローンを滞納している場合

住宅ローンを滞納してしまうと、家に督促状が届き、滞納から3か月ほどであなたの情報がブラックリストに掲載されてしまいます。個人信用情報機関に住宅ローンが滞納してしまったという情報が届いてしまうとブラックリストに掲載され、今後しばらくクレジットカードがつくれない、新しくローンが組めないなどと信用情報がない状態になってしまいます。

さらに滞納が続くと家は競売にかけられることになります。もし競売前であれば任意売却できないか確認してみましょう。任意売却とは住宅ローンを数か月滞納している方、不動産を売却してもローンを返済しきれない方などができる不動産の売却方法です。競売にかけられると回収できる金額が少ないため、債権者の同意があれば任意売却を行うことができます。

住宅ローンを滞納していない場合

まだ住宅ローンを滞納していない場合は、家の売却を検討しましょう。また、滞納2か月くらいまでであれば任意売却ではなく一般売却が可能です。一般的な売却は不動産会社に仲介してもらって購入希望者を募集しますが、いつ売れるか分からないのがデメリットです。スピード重視であれば不動産会社に買取してもらうのがおすすめ。不動産会社に直接物件を買い取ってもらうことでスピーディーに家の売却が可能です。

住宅ローンを支払えないときにしてはいけないこと

住宅ローンが払えないからとパニックになってはいけません。冷静な行動を心がけましょう。消費者金融でお金を借りる、夜逃げするといった行動をとる前に、まずは銀行や弁護士など専門家に相談することが大切です。

住宅ローンは何十年もかけて返済していくのが一般的です。住宅ローンを組んだときは問題ないと思っていた返済計画が、仕事や健康、進学などの問題で難しくなることもあるでしょう。もしローンの返済が苦しくなってきたと感じたら、早めに家計を見直す、銀行に現状を相談しにいくなどして住宅ローンを滞納する前に早めに対処しましょう。

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