依頼前にチェック!不動産の買取価格に影響するポイントとは?
家などの不動産を売る場合、業者に依頼し売却する方法には「仲介」と「買取」があります。仲介は不動産業者が売主と買主を結び契約を成立させるものですが、買取は不動産業者が直接不動産を買い取る方法です。おすすめは不動産業者買い取ってもらう「買取」ですが、依頼する前に注意しておくべき点があるので、それを詳しく紹介します。
不動産を業者に買い取ってもらうメリット・デメリット
家などの不動産を不動産業者買い取ってもらう、そのメリットとデメリットを見ていきましょう。
■不動産業者に買い取ってもらうメリット
買い取りには「即時買取」と「買取保証」があります。それぞれのメリットを説明します。
・即時買取の場合
早い時期の現金化が可能、物件を内覧しにくることがない、近所に売り出しているのを知られにくい、仲介手数料が不要
・買取保証の場合
買い取り金額はあらかじめ定まっているが、即時買取よりも高い金額で売れる可能性がある
■不動産業者に買い取ってもらうデメリット
デメリットはどのようなものがあるのか、説明します。
・即時買取の場合
仲介によって売却するよりも金額が低くなる
・買取保証の場合
買主が現れない場合は現金を得るまでの期間が長くなる
不動産の買取価格に影響するポイント
不動産の買取価格に影響するポイント、それは家の査定で見られるポイントです。具体的にどのようなものなのか、説明していきましょう。
■家の築年数
築年数が古くなるほど、査定価格も低くなります。一般的に、築20年を過ぎると家の価値は急激に下がってしまい、築30年を超えてしまうと家の価値はなくなり、土地のみの価値で取引されることが多いです。
■建物の内装
雨漏りやシロアリ被害の有無、水廻りの設備状況、最新設備の有無などがチェックされます。雨漏りやシロアリ被害などがあると、修繕を求められることもあります。水廻りの設備のグレードが高かったり、太陽光発電など最新の機能が備わったりしていれば、査定額のアップにつながります。
■建物の外装
屋根や外壁の塗装の状態、破損個所など、家の傾きなどもチェックされます。
■土地の状況
建物だけでなく、土地の状況も査定します。面積や形状のほか、日当たりや眺望、接面道路などがチェックされます。
■周辺環境
生活の利便性、通勤や通学の利便性なども査定されるポイントです。
不動産の買取査定を受ける際に注意するべき点
不動産の買取価格に影響するポイントでも説明したように、内装や外装などがチェックされるので注意が必要です。築年数や土地の状況、周辺環境などは自分でどうすることもできませんが、家をキレイに掃除して内覧時に清潔な印象を与えることは重要、査定額アップにつながります。
また、劣化や不具合などがある場合は隠さず、きちんと伝えることが大切です。そのような不具合はもちろんマイナスポイントになるのですが、隠して売却した後にそれがわかってしまった場合、賠償金を請求される可能性があります。さらに、査定を依頼する不動産業者についても注意する点があるので説明します。
■査定は1社だけでなく複数の依頼する
不動産業者によって査定方法は異なり、そのため査定額にも差が生じるものです。1社だけではなく複数の業者の査定を比較することで、相場もわかるうえ適正な価格での取引が可能になるでしょう。
■優良な不動産業者を見つける
自分で一から不動産業者をあたり、優良かそうでないかを見極めることは難しいはずです。優良な不動産業者を簡単に探すには、口コミや評判の不動産業者を厳選して紹介するサイトや、一括査定サイトなどの利用がおすすめになります。このようなサイトなら、業者を比較検討するのも容易で便利でしょう。
家などの不動産を売りたい時は、仲介ではなく不動産業者に直接買い取ってもらうのがおすすめです。できるだけ高く買い取ってもらうためには、どのようなポイントが査定額に影響するのか知っておき、できる対策は面倒がらずにやってみましょう。