不動産を売却できないことはある?売れないときの対処法とは
不動産の売却を検討している人の中には、所有する不動産が売れるかどうか心配している人もいるかもしれません。実際に思った通りに不動産を売却できないことも考えられます。今回は不動産を売却できないケースと対処法について解説します。不動産がどうしても売れない時に手段となり得る買取についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
不動産を売却できないケースとは
まずは不動産を売却できないケースについて、いくつか紹介します。
広告がうまくいっていない
不動産を売却できない理由として考えられるのが、広告がうまくいっていないケースです。不動産の売却活動において広告は重要な要素となりますが、任せた不動産会社の広告が悪ければ買い手が集まりません。広告を出して一定期間集まりが悪ければ、広告の内容や掲載写真を変えるなどの対策が必要です。
価格が相場より高い
売り出し価格を相場より高く設定してしまうことも、不動産売却ができないケースとして挙げられます。買い手の中には、投資用不動産として購入を検討している人もいるため、相場よりも高い価格で購入すると利回りが悪くなってしまいます。また中古物件はリフォームやリノベーションを必要となるため、相場より高い物件は敬遠されがちです。
売却時期が悪い
不動産の売却がうまくいかない要因として、売却時期が悪いことも挙げられます。不動産の需要は年間を通して一定ではなく、新生活スタート前の3月前後や転勤の多い10月前後がもっとも活発となります。需要が少ない時期の不動産売却はうまくいかない可能性が高まるでしょう。
なかなか売れないときの対処法
不動産を売却できないケースは、さまざまなパターンが考えられますが、なかなか売れない時の対処法について押さえておきましょう。
別の不動産会社に切り替える
不動産が売れない時は、別の不動産会社に切り替えることが対処法として考えられます。不動産会社は多く存在しますが、それぞれの会社によって得意不得意があるため、地域によっては弱い可能性があります。媒介契約は成果報酬型となるため、契約金が無駄になる事はありません。ただし契約期間が定められている場合があるため注意が必要です。
クリーニング
不動産の売却活動では買い手に物件を直接見てもらう内見がありますが、汚い状態では悪い印象を持たれてしまいます。クリーニングをすることで買い手によい印象を持ってもらえれば、売れる可能性が高まるでしょう。
リフォームやリノベーション
築年数の経った物件を売却する場合、状態によってはなかなか買い手が見つかりません。すぐに売却するためにはリフォームやリノベーションをすることも対処法の一つとして挙げられます。購入後すぐに住めるリフォームやリノベーションされた物件は買い手に魅力を感じてもらえるでしょう。
「買取」という選択
不動産が売れないケースや売れない時の対処法について解説しましたが、どうしても売れない時は、不動産会社に「買取」してもらうという選択肢があります。売却の場合は、不動産会社が仲介として買い手を見つけますが、買取の場合は不動産会社が買い手となります。
不動産会社は買取した物件をリフォームして再販できるため、相談をすれば積極的に買取してもらえるかもしれません。通常の売却よりも不動産会社に買取してもらう方が売れる可能性も高いため、売却が難しい場合は買取も視野に入れましょう。
まとめ
今回は不動産が売却できないケースと対処法について解説しました。不動産売却ができないケースとして考えられるのが、広告がうまくいっていないことや価格が相場より高いこと、売却時期が悪いことなどが挙げられます。不動産がなかなか売れない時は、別の不動産会社に切り替えることや、クリーニングをして内見時の印象アップをするとよいでしょう。リフォームやリノベーションをした上で売却をすることも、すぐに売却する対策となります。どうしても売却がうまくいかない場合は、不動産会社に買取をしてもらうという選択肢があることを押さえておきましょう。