そもそも不動産とはどういうものが含まれる?基本中の基本を解説!
なにげなく使っている不動産という言葉ですが、この不動産という言葉が何を指し、何を不動産と呼んでいるのか知っているでしょうか。多くの人は、物件のことや土地のことではないかと思っているかと思います。そこで今回は、不動産とはどういうものなのかについてご紹介していきます。
不動産とは何を指す?基本中の基本を丁寧に解説!
不動産という言葉は、日常生活で使う場面もありますし、不動産を探している人は特に使う回数が多いのではないでしょうか。不動産探しをしている、不動産を売りたい、不動産屋に行くなど、さまざまな場面で、不動産という言葉は出てきます。
では、どこまでが不動産なのでしょうか。基本的に不動産は「土地や建物などの動かないもの」を指します。漢字からもわかるように、不動、動くことがない財産なのです。土地はもちろん、建物も動かすことができません。
そして、建物を不動産と思っていた方も、実は土地も不動産なのです。不動産屋を考えるとわかるように、不動産屋では、アパートやマンション、土地、倉庫など扱っています。なので、不動産屋で扱っている建物は、すべて不動産なのです。建物として登記できる、そこが不動産のポイントになっています。
土地や建物だけじゃない!不動産に含まれるものとは?
不動産がどのようなものかわかったかと思いますが、不動産に含まれるものの中に以外なものもあります。それは「立木」です。立木も登記できる基準を満たすため、不動産にはいるのです。
また、車庫も不動産にはいります。車庫は、不動産屋では取り扱っていないのでは?と思うかもしれませんが、車庫も立派な不動産なのです。
その他には、橋や石垣なども不動産になります。屋根や壁を持っている、土地に定着している、この条件から、車庫も、橋も石垣も不動産なのです。なので、不動産と一概に会話に出たとしても、それが何なのか、明確に記すことができないのです。なので、不動産と言われたら、おおまかに考えておくほうがよいでしょう。
また、不動産という言葉があるように、動産という言葉があります。この言葉は、あまり使用する頻度も多くなく、日常的ではないため、使用している人は少ないですが、動産は、不動産の反対の意味をもつ言葉です。動産は、動かせることができるものです。
不動産以外のものは、すべて動産になります。建物に付属するものでも、移動できる、家具やエアコンなども動産になります。いくら不動産である家についていたとしても動産になるのです。エアコンなどは特に、設置していると動かすことができないのではないかと思うかもしれませんが、そこは動産になるのです。
どこからどこまでが不動産に含まれるのか
アパートやマンションの他に、一戸建て住宅、ビル、土地、農地、山林、店舗、工場、倉庫などが含まれます。
動産では、家具、エアコン、ふすま、畳などが動産になります。動産は多くのものが動産になるので、不動産がどのようなものだと覚えておく方が理解しやすいでしょう。不動産買取の場合は、どの不動産を扱っているのかによって異なります。マンションやアパートを専門的に扱っているのであれば、マンションやアパートが対象になります。
また、会社やビル、お店などを専門的に扱っている不動産会社では、それらが対象となるので、一概に不動産だから、買取は不動産会社ならどこでもいいというわけにはいかないのです。もちろん、すべてを対象とし、扱っている会社もありますが、そこは会社によって異なるので、確認が必要になります。
まとめ
不動産は一概に不動産といってもさまざまなものが含まれます。マンションやアパート、一戸建てなど、建物だけだと思いがちですが、建物以外の動かせない財産も含まれるので、覚えておくとよいでしょう。また、不動産の逆に動産というものもあると覚えておくと、理解がより深まります。不動産の売買を考える際にも、含まれるものを理解することで、スムーズな不動産売買にもつながります。