土地を売却するなら価格相場を把握しよう!価格相場の調べ方
千葉県は都心部へのアクセスがよく、価格は手頃なことで人気のエリアです。千葉県の主要都市は人口が増加していることもあり、売却をするならば買い手が見つかりやすいです。だからといって、無計画に売却をすれば、損をするだけなので事前に価格相場は把握しなければいけません。そのためには、一般人でも簡単にできる価格相場の調べ方も知っておく必要があります。
周辺の物件がいくらで売りに出されているのかを調べる
不動産情報サイトや不動産会社の出しているチラシなどを見ると、周辺で売りに出されている物件を探せます。その物件の土地面積と売却価格から、自分が売却したい土地の価格計算ができます。ただ、近くの物件でも主要道路との位置関係や形状などによって価格は変動しますから、その計算で求めた価格で売れるとは思わないほうがよいでしょう。
それに、不動産情報で掲載されているのは、売却希望価格ですから売買契約を結ぶときに値下げが行われている可能性もあります。そうなると、実際の相場はもっと低くなります。そのため実勢価格とは多少の誤差がでますが、土地の売却を考えている人が手っ取り早く価格相場を知りたいときにできる調べ方だと割り切れば充分に使えます。
より正確な価格相場を知りたいときには、国土交通省が提供している土地総合情報システムにアクセスするとよいでしょう。土地総合情報システムでは過去に行われた不動産取引の価格を簡単に調べられます。千葉県の土地というように地域や取引をした不動産の種類を指定すると、それに一致する取引履歴が表示されます。さらに個別の取引を見てみると取引総額、坪単価、面積といった詳細が確認できます。
実勢価格がわからないときは公示地価を調べる
不動産情報サイトや土地総合情報システムなどで、使えそうな価格の情報が見つからなかったときには公示価格を参考にするとよいでしょう。公示価格とは毎年3月下旬頃に発表される標準となる土地の1㎡あたりの価格です。国土交通省のサイトで調べられます。
似たようなものに路線価や基準地価というものがありますが、路線価は相続税や贈与税の計算をするときに使われています。基準地価は公示地価に近いものですが、発表の時期や不動産鑑定士の人数などに違いがあります。
また調査の対象として山林や工業地なども含まれています。その為、普通の土地の価格相場を知りたいというときには、公示価格を参考にする事が多いです。
この公示価格というのは、取引をするときに出された金額ではなく不動産鑑定士による鑑定評価によって求められています。そのため実勢価格とは乖離している事が多く、およそ1割から2割程度低い金額です。この調べ方を採用するときには、ある程度の価格差あると理解した上で活用しなければいけません。
複数の不動産会社に一括査定を請求して比較してみる
千葉県の土地を売却したいと本格的に考えているならば、不動産会社に査定を依頼してみましょう。その際に1社だけでは正確な価格がわかりませんから、複数の不動産会社に一括査定をしてもらったほうがいいです。不動産情報サイトの中には、簡単に複数の不動産会社に査定を依頼できるサービスもありますから、そういうところを利用すれば手間を省けます。
なお一括査定をする前に、不動産会社に仲介を依頼して売却をするのか、それとも不動産買取を依頼するのかを決めたほうがいいでしょう。もし不動産買取を依頼するときには、仲介による売却よりも2割くらいは安くなります。不動産買取を依頼すると利益は減りますが、すぐに取引ができて売却代金が得られますから新しい不動産の購入などで早く資金が欲しいときなどに向いています。
そして不動産買取を選ぶならば、不動産買取に対応している不動産会社に査定を依頼しなければ正しい価格相場を調べることができません。
千葉県で土地の売却で、損をしたくないならば価格相場は調べておくべきです。価格相場は不動産情報サイトや不動産会社のチラシなどにある価格や、国交省の土地総合情報システムに掲載されている過去の取引価格、あるいは年に1度発表される公示価格も参考になります。
あと正確な価格を知りたいなら複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。その際に不動産買取を検討するなら、対応する不動産会社に依頼しなければいけません。