マンションの内覧対応は大変?その理由とスムーズに進めるコツは?
マンションを売却する際、住み替え先を見つけて空室の状態を見てもらうケースと、居住中の状態で行うケースがあります。後者の場合、内覧時の対応が大変であると感じるケースも少なくありません。そこで本記事では、居住中のマンションの内覧対応はなぜ大変なのか、理由やスムーズに対応するコツなどを解説します。
内覧対応が大変とされる理由とは
マンションを売却する際、空室の状態を内覧するパターンと居住中の物件を内覧するパターンがあり、居住中の物件の内覧は大変であると感じる可能性が高いといえます。
まず、居住中の物件を内覧する場合、売主も同席するのが一般的なので、頻度が多いとスケジュール調整に手間がかかったり、プライベートに時間が限られたりします。人気物件の場合は内覧の申し込み件数が多いため、買い手が見つかるまでは売主にとって負担となる可能性があるでしょう。
次に、一度の内覧で何時間もかかることがあるのも大変である理由の一つです。購入希望者は、売却物件を詳細に見たいと考えるため、1回の内覧に時間がかかることがあります。とくに慎重な方の場合、部屋を見た上で設備関係や周辺環境などについても質問されるので、数時間以上かかることも珍しくありません。一般的には一件当たり30分~1時間で終わりますが、長引くことを考えて他の予定との兼ね合いを考慮する必要があるでしょう。
さらに、物件に対して好印象を持ってもらうために整理整頓を行い、掃除をしておく必要があります。居住中の物件の内覧の場合、居住者が事前準備を行う必要があるので、手間に感じるものでしょう。そのほか、室温を調整したり、人数分のスリッパを用意したりと準備・対応すべきことが数多くあるので負担に感じやすいといえます。
内覧当日までに準備しておくこと
マンションを売却する際には、内覧当日に物件を魅力的に見せるための準備が必要です。居住中の物件は生活感が隠せないものの、理解してもらえるポイントです。しかし、清潔感がなかったり、対応が適当だったりするとよい印象も持ってもらえず買い手が見つかりにくくなるので、ポイントを押さえて準備しておきましょう。
まず、内覧当日には、水回り(キッチンやお風呂など)も見られるので、清潔にしておくようにしましょう。水回りは汚れが気になりやすいポイントなので、水垢やカビなどを取り除き、清潔にしておくことが大切です。また、シンクやコンロ、バスルームの浴槽や洗面台などをピカピカに磨いておくと、清潔感を与えやすくなります。
次に、部屋全体の整理整頓も済ませておくようにしましょう。生活感があるのは当然ですが、不要な物やゴミが放置されていたり、床に物が置きっぱなしになっていたりすると印象が悪くなりがちです。見えるところに加え、収納スペースやクローゼットも整理し、どこを見られても問題ないように準備しておきましょう。
そのほか、花を飾ったり、小物を置いたりして部屋の雰囲気作りをすると好印象をもたれやすくなるので、余裕がある場合は準備しておくのがおすすめです。そのほか、人数分のスリッパを用意する、部屋の傷や設備の故障を修理しておくもの事前準備として必要です。
内覧対応をスムーズに進めるコツは?
内覧をスムーズに進めるためには、事前準備をきちんと済ませておくことに加え、内覧中の対応も重要になります。
たとえば、内覧に来た方に対してお茶を出す場合、都度お茶を用意するのにも時間がかかるので、小さいペットボトルの用意しておくのがおすすめです。必ず出さなければならないわけではありませんが、丁寧な印象を持たれやすくなります。ただし、都度準備するのは時間がかかるので、すぐに出せるよう準備しておくとスムーズです。
また、内覧の際に購入時の条件などついて相談する方がいる場合、即答できないことはその場で回答しないことがポイントです。不動産会社を通して後で回答すると伝えておくと、トラブルになるリスクを軽減してスムーズに対応できます。このように、内覧中にどのような対応を行うかによってスムーズさが変わってくるので、事前にポイントを押さえておくようにしましょう。
まとめ
居住中のマンションで内覧を行う場合、売主も同席することになるため大変だと感じることが多くあります。たとえば、回数が多いとスケジュール調整がむずかしく、休日の時間がなくなる、一回の内覧で数時間かかることがあるといった理由に加え、事前準備に手間がかかることも挙げられます。また、内覧中は室温の調整やスリッパの準備、質問への対応などすべきことがたくさんあります。スムーズに対応するためには、事前準備をきちんと行い、お茶出しや質問への対応もポイントを押さえておくことが大切です。