売却時のお悩みポイント!売却前にリフォームしたほうがいい?
所有している物件を売却しようと考えた時、リフォームをするべきかどうか悩む方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、売却する際に悩むことが多い家の売却前のリフォームの有無と、所有している物件が空き家だった場合の売却方法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
売却前にリフォームしないほうがいい?
家の売却を考えた時、「少しでも綺麗な方が売れる」と考える方が多いでしょう。もちろん、綺麗な方が買主への印象がよく、売れる可能性は高くなりますが、基本的にリフォームまでする必要はありません。それは、リフォーム代を上乗せした金額で売れるかどうかわからないからです。家のリフォームは、決して安くはありません。
土地や建物代にリフォーム代が上乗せされると、他の物件よりも高くなってしまい、結果的にあまり売れないという可能性が高くなってしまいます。そもそも、中古物件を探している方は、その家に使用感や生活感があることは理解して探しています。そしてリフォームしたい場合は、中古物件を安く購入した後、自分で好きなようにリフォームするはずです。そのため、売却前に大規模なリフォームはしない方がよいでしょう。
壁紙やふすまなどの簡単な修繕はしたほうがいい
大規模なリフォームは必要ありませんが、簡単な修繕程度はした方がよいでしょう。壁紙がボロボロだったり、子どもが落書きした跡などがあったりする場合は、新しい壁紙に張り替えましょう。
また、ふすまや障子が破れている場合も、綺麗に修繕してください。このような簡単な修繕は、そこまで大きなお金はかからないため、売主の大きな負担にはならないはずです。
空き家の場合は解体して土地を売却したほうがいい?
空き家の物件を所有している場合、売却方法に悩むでしょう。空き家の売却方法は、建物をそのまま売却する方法と、建物を解体して更地にしてから売却する方法の2つに分けられます。それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
■空き家をそのまま売却する
空き家をそのまま売却する場合、建物を解体する必要がなくなります。また、固定資産税は「住宅用地の軽減措置特例」が適用されるため、安くなります。さらに、建物があることで飼い主は住宅ローンを利用して購入できます。資金を用意しやすいことから、売れる可能性が高くなるのです。
また、不具合がある箇所は修理をしたり、ハウスクリーニングなどで綺麗にしたりしてから売りに出すことで、買い手が見つかりやすくなるでしょう。ただし、買い手が見つかるまでは空き家をきちんと管理しなくてはなりません。空き家の管理には、物件によって年間30万円以上かかるケースもあります。
■空き家を解体後更地にして売却する
空き家の状況や立地によりますが、建物があるよりも更地の方が買い手を見つけやすいという場合があります。それは、買い手は土地を購入後、好きなように使うことができるからです。また、更地になっていた方が、地中埋没物の確認や土壌調査、地盤調査などがしやすく、土地の状態を確認しやすくなります。
それも、買い手が見つかりやすくなるポイントの一つです。ただし、更地にする場合は、建物の解体費用がかかります。解体には大きな費用がかかるため、空き家の状態、立地などを加味して、解体する方がよいか否かをよく考えましょう。さらに、建物がない更地の状態だと、住宅用地の軽減措置特例が適用されないため、固定資産税が大幅に高くなります。
■空き家の売却は建物ありなしどっちがいいの?
空き家の売却方法は、その空き家の状態や立地、周辺の環境などによって、建物のままの方がいいのか、更地にしたほうがいいのかが変わってきます。建物の管理がきちんとされていて状態がよく、さらに中古物件のニーズが高い地域であれば、建物のまま売りに出してもすぐに買い手が見つかることが多いです。
一方、空き家がボロボロで状態が悪い場合は、解体して更地にした方が売れる可能性が高くなります。所有している空き家の状態や環境を考えて、ベストな方法を選択してください。
家を売却する際のリフォームの有無と、空き家の売却方法についてご紹介しました。所有する物件を売却するときの方法は、その物件の状態によって異なるため、何が正しいということはありません。実際につい最近まで住んでいた家を売却する場合も、空き家を売却する場合も、その家の状態を見て、自己判断が難しい場合は不動産業者に相談するのもよいでしょう。