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住替のタイミングはよく考えておこう

公開日:2019/10/01  最終更新日:2019/10/09

ただ単に相続などで不要になった家を売る、あるいは別荘を売るなら話は比較的かんたんですよね。でもこれがいま住んでいる家を売って新しい家に住替したい場合はいろいろと考える必要が出てきます。

いま住んでいる家の売却と新しい家の購入を同時期に、またはどちらかを先行させなければなりません。場合によっては仮住まいを検討しなければならないでしょう。

何かと物入りな新居への引越が控えていますので、できれば仮住まいに住むというのは避けたいところ。引越費用が倍になりますし、仮住まいにも家賃その他、経費がかかってしまいますから。

転居先が決まるまで待ってくれるのか、はたまたすぐに退去しなきゃならないのか…。ここではそんな疑問にお答えしたいと思います。

しっかりとスケジュールを立てて動こう

では、住替の場合、どのようなスケジュールを立てればいいんでしょうか。

■まずは売り買いが同時になるようにする
理想的なのがこのパターン。つまりいまの家の引渡日と新居への入居日を合わせ、引越すれば住替完了となります。しかし、計画通りに家が売れないと無理ですよね。

■つぎに「買い先行」を考える
同時作戦が頓挫した場合、つぎに考えるべきは「買い先行」です。

【買い先行とは】
手順として「先に新居を購入する住替」が買い先行です。

【メリット】
・仮住まいしなくて済む
・旧宅を空き家の状態で公開できるので売るのに有利になる
・時間をかけて新居さがしができる

【デメリット】
・旧宅の売却が決まらないとローンが重複してしまうおそれがある
・売却価格が決まらないので資金計画が狂いやすい

資金に余裕がある場合はこちらを狙うほうがいいでしょう。

■最終的には「売り先行」にする
資金に余裕が無い場合は「売り先行」にします。

【売り先行とは】
手順として「旧宅の売却を先にする住替」が買い先行です。

【メリット】
・売ったお金が手に入るので資金計画が立てやすい
・売急ぐ訳ではないので買主との交渉が有利になる傾向がある

【デメリット】
・仮住まいになるため、引越が増え、家賃などが発生してしまう
・旧宅に住んだ状態で内覧させるので、生活感が出て不利、かつ何かとめんどう

最終的に売り先行になってしまったとしても、それなりのメリットはあるのであまり心配しなくても良さそうですね。

スケジュールに見合った業者を選ぶ

売り先行になった場合、不動産仲介業に確固たる実績があるところを選択しなければなりません。「おもに賃貸をしていて仲介・販売に実績が無い業者」に頼んだりすれば、仮住まいが長期化していまいます。

中でも「豊富な顧客や宣伝戦略のある大手」

もしくは房総スタイルのような「地域密着型で地域の情報を豊富に有していて、地域の事情に精通している業者」を選ぶのがおすすめ。

こうした業者は独自の販売ルートを持っており、地元内であれば多方面の業者や買主に顔が利き、有利な売却が可能でしょう。

そして「売れないまま時間だけが過ぎていく」という恐怖の状況を絶対に避けたい方なら、じつは「不動産買取業者に買取を依頼する」のがもっとも安全です。売却より価格が安くなりがちですが、ほかにはデメリットがない方法と言えます。

まとめ

いかがでしたか。住替のタイミングに関して優先順位があることがおわかりいただけたでしょうか。

住替時の資金計画としては、
・新居の頭金を支払えるだけの貯金があるのか
   ・いまの家を売却した金額で新居のローン完済が可能か
   ・いまの家と新居のローンが重なっても支払えるか
ということがチェックポイントでしょう。

つまり自分にどのくらい資金的な余裕があるのかを判断してから実行に移してください。できるだけ日常生活が圧迫されないように、慎重に資金計画を立てることをおすすめします。

 

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